【鬼丸】リーダーにとって最も大切にすべきことは何か

細井平洲が上杉鷹山や諸侯に伝えた「リーダーにとって最も大切にすべきことは何か」と考えると、「勇気」ではないかと思う。

上杉鷹山(当時は治憲)が、米沢藩江戸藩邸で改革を実行し、いよいよ初のお国入りを迎える。けれども、米沢本国の重臣たちは、治憲公の諸改革に反対し、何かあれば、追い出してやろうと手ぐすね引いてまっている。そのような状況で、改革を成し遂げるには、何が必要か、細井平洲に問うたところ、この言葉が贈られた。

 

「藩主となるあなたに、大事であると思うこと、お手本にしたほうがよいと思うことはすべて教えました。あなたは、これからは、現実の政治を行っていかなければなりません。藩の人々の暮らしを豊かにしていくためには、まず自らが身を正しく修めて、絶えず努力して、自分の信じるところを貫いていかなければなりません。こうしたことは、勇気のある者だけができるのです。勇気ですよ、勇気なくして、どうして政治ができるでしょうか。(勇なるかな勇なるかな、勇にあらずして何をもって行なわんや)。いよいよそのときが、やってきたのです」(東海市立細井平洲記念館ウェブサイトより)

 

一気通貫、事を成し遂げるには、「勇気」が必要。その「勇気」は、どうやったら自分やチームの中に、生まれ、育まれるのか。そんなテーマで、「義」の街・会津の経営者の皆さんと「対話」を繰り広げた。結論を導かないけれど、ひとり一人の中に、「気づき」が訪れる「対話」ができるのも、優れた師「細井平洲」の言葉が、よき導きになっているからだと思う。

嚶鳴館遺草に学ぶリーダーシップ塾(会津2期)

(投稿:鬼丸昌也)

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