【鬼丸】「声」なき声を観ずる心こそ、平和への原動力だ・・・

 

12月9日(日)に、「コンゴの平和と、日本との友好を祈る法要・講演会」は、
清水寺さまを会場に、約30名の方と共に執り行うことができました。

コンゴ東部で続く紛争の背景にある「紛争鉱物」と、
私たちとの生活に関係がある。

だからこそ、ひとり一人がその「関係性」を知り、
日々の生活における「選択」を変えることが、
紛争を終結させるために重要だ、というお話を、
真摯に受け止めて下さった参加者の皆さま。

コンゴ東部の情勢、そこで暮らす人々の「悲しみ」を嘆くだけではなく、
紛争の遠因になっている「先進国」に住む私たちが、
何を知り、何を変化させるのか。

そのムクウェゲ博士の問いに、行動で応えていきたいと、
ひとり一人が「誓い」を立てられているように、受け止めました。

講演後の法要は、清水寺の僧侶の皆さまが
心からお勤めくださいました。

同寺執事長補・大西さんが心を込めて、
奏上いただいた観音経、回向文によって、
その皆さまの「誓い」を、ご本尊である「千手観音」さまが
受け止めてくださったと、ふっと感じて、心が熱くなるのです。

観音とは、衆生の苦しみや悲しみを「観」じ、
それらに応じて、あらゆる姿に変化をし、
「救い」をもたらすものだと、
教えていただいたことがあります。

まさに、世界の片隅にある苦しみや悲しみ、
それだけではなく、紛争や災害にあっても、
たくましく生きようとする人々のたくましさや優しさを、
「観」じ(感じる、関心を持つ)、変化を生み出す
「私」にならせていただきたいと、

大西さんの読経に合わせて、
誓いを立てさせていただいたのです。

このような尊い機会を与えてくださった、
平和のパートナーである清水寺さま、
そして、大西英玄さんに心から感謝申し上げます。

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