日本資本主義の父

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突然ですが、渋沢栄一という人物をご存知ですか?

幕末から昭和を生き抜いた実業家で、
「日本実業界の父」とも「日本資本主義の父」とも言われる方です。
でも、正直あんまり知られていないと思います。

では、以下の会社はいかがでしょう?

東京ガス、東京電力、JR、日本郵船、サッポロビール、東京証券取引所、王子製紙、みずほ銀行…

一度も聞いたことない、という会社はおそらくないのではないかと思います。
実は、これらの企業、すべて渋沢栄一が設立に関わっているんです。

他にも、公益事業にも貢献しており、
日本赤十字社や聖路加国際病院、といった団体や、
一橋大学、早稲田大学、同志社大学といった学校の創設も。

生涯において関与した企業・団体は、
渋沢栄一記念財団の調査によると、541にも上ります。

最盛期には15の企業で、会長・社長・頭取を務め、
他13社で別の役職に就いていたそうです。

すごくないですか?
どうやってそんなに設立することができるの!?ってかんじじゃないですか?

確かに、91歳まで活動をされていたとはいえ、
半端じゃない数です。

故に「日本資本主義の父」と言われるのですが
その活躍にも関わらず、あまり名前を知られることがないのは、
きっと財閥をつくっていないからでしょう。
(おそらく、同時期に活躍している
三菱財閥の岩崎弥太郎とかのほうがご存知の方が多いのではないでしょうか)

まずは国を富ませ、それを通して人々を幸せにするという
大きな目的を持って事業育成を行っていた方でした。

私も、7~8年前に、ある経営者の方から
尊敬する人の一人として、渋沢栄一の名前を教えてもらいました。

渋沢栄一は、日本にまだ「銀行」という存在がない時代に
第一国立銀行を設立する際、
こんな説明をしていたそうです。

「銀行は大きな河のようなものだ。
銀行に集まってこない金は、溝に溜まっている水や
ポタポタ垂れている滴と変わりない」

小さな流れが集まって、集まって
その結果、大きな河になる。
それでこそ、その効果が現れる、というものです。

このお話は、
渋沢栄一の5代目子孫でいらっしゃる
コモンズ投信会長・渋澤健さんから伺いました。

渋澤健さんは、その渋沢栄一の言葉と、
「僕らは微力ではあるが、決して無力ではない」
この鬼丸さんの言葉に、渋沢栄一の思想を重ね合わせていらっしゃいます。

「日本資本主義」と「NPO」の思想が一緒って
どういうことって思いません?

いわゆる、私たちが知っている資本主義と、
「日本資本主義」ってもしかしたら、違うのかな?とも思います。

金融業界で活躍されている渋澤健さんだからこそ、
見えている世界があるのだと思うのです。

そんな渋澤健さんをお招きして、
来週2月20日(火)と3月20日(火)に
鬼丸さんと渋澤健さんの対談講演を行います!

—-開催概要—-
■日程:【第2回】2月20日(火)【第3回】3月20日(火)
■時間:18時45分~20時45分(開場18時半)
■会場:全水道会館
■定員:40名
■参加費:5000円(各回)
※参加費はいずれもテラ・ルネッサンスの活動に役立てられます
————–
■お申込みはこちら
(カード決済、コンビニ支払いが選べます)

ちなみに、3月20日(火)は、1月に登壇してくださった
深尾昌峰さんも再登場で、
渋澤さん、深尾さん、鬼丸さんの3人で贅沢な鼎談です!

お話をお伺いできることが楽しみです!

渋沢栄一さん、素晴らしい人なので、もし興味があったら
ぜひ調べてみてください!

『論語と算盤』という本は
多くの経営者のバイブルになっているようです!

(投稿:森本)

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